【アイルランド】Hosting Powerって実際どうなの?日本からホストファミリーの予約を取ってみた

ワーホリ

アイルランドの首都ダブリンでワーキングホリデー、または長期留学する上で一番の難関ポイントは、住む場所を探すこと。これは私たちのような外国人だけの問題ではなく、アイルランドで生まれ育った人たちですら、ダブリンでの部屋探しに苦労していると言っていました。

そんな状況のこの国でワーキングホリデーを開始した私は、Hosting Powerという会社を通して、渡航前にオンライン上で予約した部屋に3ヶ月ほど滞在することができました。そこで今回は、実際に契約してみてどうだったのか、良いところ〜悪いところまで体験レポートをご紹介します!

部屋を見つける方法

まず外国人の私たちが1年以内の部屋を見つけようとするなら、ホームステイ、学生寮、そしてシェアハウスの大体3択になってきます。もちろんお金に余裕があれば、賃貸という選択肢もありますが、ミニマムの契約年数が1年だったり、家賃が物凄く高いので現実的ではないと思います。

私は日本では一人暮らしをしていましたし、ホストファミリーに生活時間を合わせたくなかったので、なるべくなら最初からシェアハウスに住みたいと思っていました。しかしシェアハウスはめちゃくちゃ倍率が高いうえに、見つかったとしても現地で内見(ビューイング)をしないと契約できないところが殆どです。

そんな矢先に見つけたのが、Hosting Powerという会社でした。Daft.ieで部屋を探している人なら、何回かこの名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。最初は、シェアハウスの募集に混じっているので、正直邪魔だなと思っていました(笑)。

Hosting Powerとは?

どんな会社?

Hosting Powerのホームページによると、このサービスはアイルランドの宿泊施設不足を解消するため、2014年にスタートしたとのこと。家を探している人と、家を貸し出したいホストとの架け橋になるべく、公平かつ安全に努めて運営しているそうです。

と言われても、正直海外の会社、しかもオンラインでのみのやり取りなんてかなり不安ですよね。私もそうだったので、FacebookやRedditなんかでも、いろいろと情報を集めました。数年前のReddit情報なので定かではありませんが、会社の社長のSNSまで調べて、ちゃんと会社を運営している人だと調べていたユーザーもいました(笑)。それくらいみんな疑心を抱いていました。

そして色々と調べてわかったのは、設立当初は「金取り虫」だと批判されていたけれど、ここ最近は1つの手段として確立され始めているということです。約10年も運営を続けているので、それが一番の証拠かもしれません。

オンラインで予約可能

Hosting Powerの一番の利点は、日本からオンラインのやりとりのみで部屋を決められることです。もちろんこれには悪い点もあります。大家さんの顔が見られず、部屋の感じも写真でしかわかりません。少々ギャンブル要素があります。

ホームページでは、期間、場所、金額を絞って検索できます。操作はいたって簡単、かつシンプル。予約完了まで全ての工程が、オンラインとメール上でのやり取りのみで進行します。

ダブリン市内

WiFiとその他費用

WiFiと電気・ガス・水道代は、全て家賃に含まれています。

現在、世界情勢の煽りを受けて、家賃はどんどん高くなってきています。しかし各費用込みだと思えば、狙っているその部屋の家賃も、そこまで高くないと思えるかも?

予約が取りづらい

せっかく条件の合うホストが見つかったとしても、ここから一苦労なのがHosting Powerのビミョーなところ。というのも「泊まりたいです」と申請を出しても、期間などによってホストに断られてしまうことが多いんです。このことについては予約時に送られてくるメールにも記載があります。予約が断られることが多いので、何件か申請を出した方が良いよと。

実際私も1件目と2件目は断られてしまい、当初の予定を変えて町を選び直し、3件目で部屋が見つかりました。ちなみに滞在期間は3ヶ月で申請を出しています。公式の見解によると、期間が短すぎると断られてしまう場合が多いんだとか。

手数料が高い

Hosting Powerで部屋を予約するとなると、滞在期間に応じて手数料が生じます。これが他のサービスと比べて、高めのようです。ホームページで部屋を見つけBook Nowに進むと、予約を申請する前に手数料などを確認できます。

ちなみに私は3ヶ月間の滞在で、手数料は€478.25(6万円前後)でした。

食事が自由

私がHosting Powerで部屋を予約した一番の理由は、ご飯を自分の好きなタイミングで勝手に作って食べて良いというところです!

ホームステイの多くは学生が利用しており、夕飯を家族と一緒に食べるというイベントがあります。この国の文化を知る意味では良いことだと思いますが、個人的には望んでいませんでした。Hosting Powerで予約する場合は基本的に、食事など自分のことは全て自分でやります。節約も自由自在です。

朝のトースト

ハウスルールが細かい

ホームステイをするなら”あるある”かもしれませんが、ハウスルールが存在します。Hosting Powerとしてデフォルトで設定されているルールがあり、それにプラスで個々のルールが追加されているんです。

私が予約した時点での、デフォルトのルールの一部をご紹介。

・キッチンを使って良い時間
朝6-9 昼12-14 夜17-22
・自室で食事禁止
・ヒーターの温度調節禁止

などなど。

※部屋によってはこのルールに変更があります。
※2022年6月時点でのルールです。

次ページでは、実際に滞在してみた過程での体験談をご紹介します!

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