【トラブル体験談】アイルランドで財布を盗まれた!すぐにやるべきこと、今後のために必要な書類

ワーホリ

ワーキングホリデーでアイルランドのダブリンに滞在し、8ヶ月ほど経った頃。楽しみにしていた大イベント、St Patrick’s Day(セント・パトリックス・デー)のパレードを友人たちと見に行くことになっていました。そこで事件は起きてしまったんです…!

タイトルに書いてある通り、財布をスられました!盗まれたと判明したあとの対処法など、体験談を交えながらご紹介します。

スリ事件当日の流れ

自宅を出発

3月17日は、アイルランドの祝日セント・パトリックス・デー。ダブリンの中心地は、パレードを一目見ようと緑色の衣装を身に纏った人々でごった返します。2023年3月17日(火)のこの日を、私は1ヶ月前ほどから仕事の休みを申請するほど待ち侘びていました。

当日、浮かれて緑色の服を着て、リュックに必要な物を詰め込み中心地へ向かいました。しかしリュックを選んだ時点で、私の失敗は始まっていたんです。この街に半年以上滞在し、何事もなく平和に暮らしていたので完全に気が抜けていたんだと思います。リュックなんて、一番簡単に貴重品をスられる可能性があるのに。時間が戻るなら、心の底からこの瞬間に戻りたい…!

当日の服装 / 披露できなかったのでここで供養させてください…

外で財布を確認

家を出て少し歩いてから、財布を持ってきたのか心配になり、近くの公園で立ち止まって一度財布の存在を確認しています。この行動のおかげで、このあと事件が起きた後に瞬時に状況を判断することができました。また後述しますが、警察や保険会社へ状況を説明するときにも役立ちました。もちろんこのときは、財布が盗まれるなんてことは知りもしなかったですが…(涙)

パレードを待つ人々

友人と待ち合わせ

当時ダブリン8に住んでいたので、歩いて数分したら人混みが見えてきました。パレードはまだ開始しておらず、みんな場所を取って待機しているような時間帯です。友達とは、パレードのスタート地点と終了地点の半分くらいの場所で待ち合わせをしていました。

ここでまた1つ、ミスをしたな〜と後悔したことがあります。それは友人達と、ざっくりとした待ち合わせ場所しか決めていなかったこと。そのため、パレードの人混みを掻き分け、友人を探しながらウロウロと歩かなければならなかったんです。さらに当日は人が密集しているためか、電波状況は最悪でした。メッセージがなかなか届かなかったため、友人を見つけるのに難航していました。

パレードの人混み

リュックの異変に気づく

本当に警戒心が無さすぎた自分がアホで仕方がないのですが、リュックを背負いながらパレードの人混みを進んで行ってしまった私。一応頭の片隅に不安な気持ちがあったので、友人を探し始めて10分ほどで、リュックの中身を確認しようと人が少ない小道に出ました。

すると、あらま〜大変。リュックのチャックが全開ではありませんか。家の近くで財布を確認した後からこの時まで、私は一度もリュックに触れていません。焦って中身を確認してみたら、財布だけ綺麗になくなっていました。

現金は2ユーロと数セントしか入っていませんでしたが、問題はカード類。クレジットカード、現地の銀行のデビットカード、さらにはIRPカードも入っていました。今思うと、なんでそんなカードまで持ち歩いていたのか…。反省です。

事件発覚後すぐにしたこと

全カードを一時停止

不幸中の幸いとはこのことで、全てのカードはすぐにスマホのアプリから停止(フリーズ)させることができました!財布がなくなったことを確認した後、その場で全てのカードを一時停止に。このおかげで、不正利用など一切されずに済みました。

私が持っていたカード一覧はこの通りです。これらは全て、スマホから利用一時停止が可能でした。

セゾンカード / エポスカード / Revolut / AIB Bank

セゾンやエポスなど日本のクレジットカード会社の場合は、アプリから「カードを盗難された場合」のような項目があったので選択し、言われた通りに情報を入力していったら利用を一時停止することができました。RevolutとAIBに関しては、アプリ内のカードを選択するとFreeze(フリーズ)というボタンがあるので、それを一度タップするだけでカードを停止させることができます。

一度家を出てから財布を確認していたため、すぐにスられたと確信が持てたのも行動に反映されました。もちろんその確信がないとしても、一旦カードを全停止するのは大事なことだと思います。

一度帰宅し、部屋を確認

99%はスリに遭ったと確信していましたが、念の為一度帰宅し、部屋の中を捜索してみることに。行きと同じ道を通り、その道中もしっかり確認しました。しかし期待も虚しく、財布が見つかることはありませんでした。

日本のクレカ会社に連絡

カードは全て止めてあったので、一旦落ち着くことに。一時停止にしてあった日本のクレカ会社に、改めて盗難申請とカードの再発行手続きなどをしました。セゾンの場合は24時間で一時停止が自動解除されてしまうので、注意が必要です。

ダブリンの交番へ

ダブリンの交番は、Garda Stationと呼ばれています。この日は大きなパレードが開かれることもあり、警察官達は警備をするために街へ出ていました。そのため開いていない交番があったり、道が封鎖されていて反対側の道に渡れなかったりと、踏んだり蹴ったり。やっとの思いでたどり着いたのがPearse Streetの交番でした。

Pearse Street Garda Station

交番内には、何人か順番待ちをしている人たちが。話を盗み聞きしていると(するな)、どうやらスマホを盗まれたり、暴言を吐かれて喧嘩になったなど、この日はいろいろなトラブルが起きていたようです。

20分ほど経って私の番が来たので、警察官にこの2点を伝えました。

・財布を盗まれた可能性があること
・被害届が必要だということ

ここまで散々アホなことを繰り返してきた1日でしたが、被害届が欲しいと伝えたことだけはグッジョブでした。失くしたIRPカードの再申請、保険会社への連絡に被害届は必須です。

担当してくれた警官はとても親切な方で、英語が拙い私にも優しく対応してくれました。聞かれたことは、以下の通りです。

・いつ、どこで盗まれたか
・盗まれたときの状況
・財布の詳細(見た目やブランド名など)
・住所、電話番号、氏名
・財布の中身

実際に受け取った被害届がこちらです。

被害届

優しい対応をしてくれたとはいえ、Reported to the ~ の文章で、theftとotherが消され、loss(損失)したという報告書になっていました。これはかなり後で気づきました。たしかに盗まれた証拠はなかったので、仕方がなかったのかも。でもその場で気づいていれば、多少は抗議できたかもしれません…!

Pearse Streetの交番の場所はこちら。

次ページでは、交番から帰宅した後に実行した「IRPカードの再発行申請」についてや「保険会社への連絡」の経緯等をご紹介します!

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