2022〜2023年にかけて、ワーキングホリデー・プログラムを利用し、アイルランドの首都ダブリンに1年間滞在した筆者。自分でトライするのが好きな性格なので、申請はエージェント等に頼まず全て個人で進めました。
難しそうに見えて、案外簡単だったと個人的には思っています。そこで今回は、アイルランドのワーホリに参加するための第一段階「申請メールを送る方法」を、体験談などを交えながらご紹介します!
アイルランドのワーホリの仕組み
2022年の申請 受付期間
まずはじめに、アイルランドのワーキングホリデー・プログラムに参加すると、1年間アイルランドに滞在できるビザを発給してもらえます。年齢制限は、18歳〜30歳(申請時)です。
また、発給人数は年間で800人と決まっています。そこでまずは、メールで応募して申請許可を得なければなりません。応募数が多い場合は、抽選になる仕組みです。
申請資格を得るための流れ
メールで申請
↓
申請許可
↓
必要書類を送付
↓
ワーホリビザ発給
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渡航
ここ数年の申請期間は1年に2回、冬と夏に設けられています。2022年の受付期間は以下の通りです。
2022年9月30日以前の渡航予定の方が対象
第2回 2022年7月15日(金)~8月31日(水)
2022年10月1日以降 2023年3月20日以前の渡航予定の方が対象
噂によると「抽選に受かりやすくなる〜」などといった謳い文句で、お金を取ろうとする悪徳エージェントもいるようです。抽選は公平に行われているので、騙されないように注意してください。
また以前大使館の方にお話を聞いたときは、イギリスほど倍率が高くないと仰られていました。
申請資格
アイルランドのワーホリを申請するには、いろいろな条件をクリアする必要があります。2022年の申請条件がこちらです。
申請資格
1. 現在日本に居住していること(申請時を含む)
2. 一定期間(最長 1 年)アイルランドで休暇を過ごすことを本来の目的とすること
3. 申請書受理時点で、年齢が 18 歳以上 30 歳以下であること。
4. 扶養家族(配偶者含む)を同伴しないこと。配偶者に申請資格がある場合は、それぞ
れ申請することが可能です。
5. 有効なパスポートと帰国用航空券、または、それが購入できる充分な資金を保持してい
ること。
6. アイルランド滞在中、生活に必要な資金として 50 万円以上の預金があること。
7. 以前「ワーキングホリデー・プログラム」でアイルランドへ渡航した経験がないこと。
8. 健康かつ、犯罪歴が無いこと。
9. 滞在期間をカバーする医療保険に加入すること。
9の医療保険の加入は、第一段階のメールの申請許可が降りてからで大丈夫です。
※申請資格など情報は変更される可能性があるので、実際に申請する際は、ご自身で大使館のホームページを確認してください。
メール申請の流れ
自分が申請の条件に満たしていると確認できたら、今回の本題であるメール申請を送ります。
アイルランド大使館のホームページ(コチラ)に、メールアドレスが載っています。そのアドレスに申請書を添付してメールを送信したら、申請完了です。この段階においては、顔写真は必要ありません。申請書はコチラからダウンロードできます。
申請書の書き方
申請書類は手書きはもちろん、パソコンで記入しても問題ありません。実際私はパソコンで記入して送り、通っています。手書きの場合は綺麗な字で濃く記入し、見やすい状態でスキャンするのを心がけた方が良いと思います。
申請書にはわかりやすい和訳がついているので、質問の意味に迷うことはないかと思います。その中でも答えの書き方に迷いそうな項目の記入例を、紹介していきます。
4. Marital status: (結婚しているかどうか)
未婚の場合…Unmarried もしくは Single
既婚の場合…Married
13. Name of Degree or Certificate received:(証明書、免状、学位)
大学で取得した学位について記入する項目です。
学士の場合…BA in (学部のジャンル)
修士の場合…MA in (学部のジャンル)
※学部によっていろいろな名称があるので、ご自身で一度ご確認ください。
15.Proposed length of stay (maximum 1 year):(滞在期間)
最大の滞在期間を記入すれば大丈夫なので、1年いる予定なら1 yearと記入します。
たとえ早く帰国することになってしまっても問題ありません。
16. Please give a short explanation〜:(滞在計画案 200字以内)
ワーホリ滞在期間中に、どうやって過ごしたいか予定を書く欄です。私は語学学校に行って、バイトを探し、アイルランドの音楽について興味があったのでこのような感じで書きました。
I’m going to a language school and I want to find a pat-time job in Dublin. I hope to visit place of music, I’d like to touch Irish music culture.
17. If you have previously lived abroad, please state country and year:(過去、外国に住んだことがあるか)
ない場合は「N/A」と記入します。これはNot Applicableの略で、該当しないという意味です。他の項目でも該当する答えがない場合は、N/Aと記入します。
19.Employment in Ireland:(アイルランドでの就労について)
What type of employment do you intend to seek in Ireland?:(どのような仕事に就きたいか)
Wait staffやRestaurant Serverなど、興味のある職種を書きます。
あくまで興味の段階なので、無難なものを書いておけば良いかと。
書き方はあれど、あまり堅く考えずに素直に答えれば良いと思います!伝わらなくなったら困るので、誤字がないか確認することは大事です。ただ私は送ったあとに誤字を1ヶ所発見しましたが、問題ありませんでした。
メールの内容
申請書を送る際、実際に送ったメールの内容は以下の通りです。「To Whom It May Concern」は担当者の名前がわからないときによく使われる「ご担当者様へ」といった意味のフレーズです。
To Whom It May Concern,
My name is (名前). Please refer the attached Working Holiday application form.
I hope everything goes well!
Best regards,
(名前)
(電話番号)
(メールアドレス)
何の意味もないと思いますが、願掛けのような気持ちで「I hope everything goes well!」と最後に付け加えました。ビジネスメールでは「I look forward to hearing from you(ご連絡お待ちしております)」という言葉がよく使われるので、こちらで締めくくるのが無難かもしれません。よほど変なことを書かない限り、メールの文言はあまり関係ないと思います(確かではありませんが)。
申請結果を待つ
メールを送ったら、自動返信でアイルランドワーキングホリデープログラム申請センターからメールが届きます。あとは願って待つのみです!
私の場合1月15日送信して、結果が来たのは2月14日でした。これはその年によって差があると思うので、参考程度に思っておいてください。
以上、アイルランドのワーホリ申請のためのメールを送る方法でした。
私は個人でやりましたが、エージェントの助けがあれば間違いを指摘してもらえたりして、もっと安心できるはず。予算やスタイルで、選べば良いと思います!
申請許可が降りたあとの書類の準備については、また別の記事でご紹介する予定です。
みなさまのワーホリ申請がうまくいきますように…!