先日初めて、アシアナ航空のエコノミースマーティウムを体験しました。12時間半の長距離フライトだったのですが、利用して大正解だったと思います！
そこで今回は、アシアナ航空エコノミースマーティウムの乗り心地や、通常エコノミー席との比較などを紹介していきます。
エコノミースマーティウムとは
足元が広い
アシアナ航空のエコノミースマーティウムとは、エコノミーのワンランク上の座席のことです。一番の特徴は、通常のエコノミー席より約10cm足元のスペースが広いこと。前席の背後についているモニターから、自分のシートの背もたれまでのシートピッチは91.44cmだそうです。ビジネスクラスのすぐ後ろから始まり、4列がエコノミースマーティウム席になっています。現在はA350-900航空機にのみ搭載されているとのこと。
こちらは私が実際に搭乗した、A350機のエコノミースーマティウムです。前席との距離はこんな感じ。
A350のエコノミースマーティウム席
ちなみに私が搭乗したのは一番後ろの4列目で、そのすぐ後ろは通常のエコノミー席です。写真の右端にちらっと他の乗客が写っているので、その足元の広さの違いを見比べてもらえるでしょうか（他の比較写真もこの後紹介します）。
優先搭乗ができる
A350機のエコノミースマーティウムを利用した場合、優先搭乗をすることができます（優先搭乗ができない空港も有り）。早めに席につけるため、離陸前にゆったりと時間を使って荷物を整理できるのが嬉しいポイントです。また、頭上の荷物収スペースが、通常より広く作られています。機内持ち込み荷物が多い場合や、分厚い上着を収納するのにとても便利です。
アシアナ航空の飛行機（搭乗した機体ではありません）
ラウンジが利用可能
エコノミースマーティウムを利用する場合は、限られた場合のみラウンジが利用可能になります。アシアナ航空のホームページにはこんな記載が。
※海外発の場合は対象外です。
引用: アシアナ航空ホームページ
アメニティ
アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア路線の場合は、歯磨きセット、スリッパ、アイマスクのキットがもらえます。中距離ルートの場合は、スリッパのみだそう。
今回私が利用したのはヨーロッパ路線のフライトだったので、キットがもらえました。歯ブラシを預け荷物の方に入れてしまっていたので、ここで貰えて助かりました。機内食の後に歯を磨けば、気分の爽快さが段違いです。もちろんブランケットも配られます。
A350で貰えたアメニティキット
追加料金
出発地やフライトの距離によって、その追加料金は異なります。私のフライトはロンドン初ソウル行きだったため、1席124.10ポンドで通常エコノミー席からエコノミースマーティウムに変更しました。
搭乗レポ
通常席との比較
最初は10cmと聞いて、そんなに広さが変わらなかったらどうしようと不安でした。しかし実際に座ってみたらその差は歴然。かなり足元が広々していました。私のフライトはロンドンからソウルまで12時間半の長旅だったので、足元が楽なだけでかなりストレス値が低減したと思います。
こちらは実際に身長157cmの私が、エコノミースマーティウムを利用した際の足元の写真です。
エコノミースマーティウムの足元
足を伸ばしたり、組んでみてもこの通り。
足を伸ばしたとき
足を組んだ時は、前席に足先がちょっぴり触れるくらいでした。私は平均より足が太め（笑）なので、細身の方はもう少しスペースがあると思います。
足を組んだとき
ちなみにこちらが通常エコノミー席です。ソウルから羽田へのフライトで利用しました。
通常エコノミー席の足元
通常席とスマーティウムの写真を並べて比較してみると、こんな感じです。
スマーティウム（左）通常席（右）
個人的には、10cmの差でもかなり違いがあると思いました。足元が窮屈ではないおかげで、のびのびとフライトを楽しむことができたので。さらに席がビジネスのすぐ後ろと前方なので、揺れも少なく感じます。
アシアナ航空の機内食は最高
機内食は通常エコノミーと同じサービスです。ただ座席が広い分、食べる時も窮屈な思いをせずに済みます。これだけで、機内食を何倍も楽しめている気がしました。
それにしてもアシアナ航空の機内食は美味しすぎる！実は今回初めてアシアナ航空を利用したのですが、間違いなく世界一ですね。特に美味しかったのは、こちらのビビンバ。最初は食材が分けられた状態で配られ、自分で混ぜ合わせて食べます。ロンドンーソウル便で出たメニューです。
アシアナ航空機内食 ビビンバ
混ぜ終わった状態のビビンバ
こちらは同じ便で出たチキンの機内食。どのメニューにもコチュジャンが付いてくるのが最高です♪
機内食 チキン
こちらはソウルー羽田のフライトで出た機内食。短いフライトにも関わらず、しっかりした食事が出てきて感動です。
機内食 チキン
全ての機内食が美味しかったので、まだまだ紹介させてください（笑）。こちらは、羽田ーソウル便で出たチキンカツ。
機内食 チキンカツ
そしてこちらは、ソウルーロンドン便で出た機内食です。
機内食 牛肉のサムパッ
機内食 エビとご飯
まとめ感想
個人的に、エコノミースマーティウムには大満足。特に私の今回の旅程は、この前後に乗り換えが2回もあり大変ハードなスケジュールでした。そんな中、このちょっとした贅沢は、かなり気分を楽にしてくれたように感じます。
ちなみに別日に、同じくらいの長距離フライトをアシアナ空港の通常エコノミー席で経験する機会がありました。やはり通常席で10時間以上のフライトとなると、スマーティウムより身体に疲労が溜まりました。ただ、そこまで耐えられないという感じでもありませんでした。アシアナ航空のシートはふかふかで気持ち良いですし、時々席を立ってストレッチ等すれば身体が硬くなりすぎずに済みます。
なので結論としては、こんな感じでしょうか。
私はまた同じような長距離フライトをアシアナ航空で予約するなら、次もエコノミースマーティウムにアップグレードしたいと思っています！それでは皆様、良い空の旅を♪
