アイルランドの首都ダブリンには、地下鉄がありません。そのため街の移動に使われる公共交通機関は、Dublin Bus(ダブリンバス)と呼ばれる公共バスが主流になっています。ただ海外のバスに乗るのって、慣れるまで緊張するのは私だけでしょうか(ˊᵕˋ;)
そこで今回は、ダブリンバスの乗り方を、ダブリンで15ヶ月ほど暮らしていた筆者の体験をもとに紹介していきます!決して難しくないので、下調べしておけば、私みたいな人も安心して利用できるはずです♪
ダブリンバスとは?
Dublin Bus(ダブリンバス)とは、首都ダブリンとその周辺で公共バスを運行しているバス会社のことです。ダブリン空港からシティーセンターへ向かうバスなど、様々な路線を運行しています。ダブリンで生活をする人だけでなく、観光客にも便利なサービスです。
市内バスの主な車体の色は、黄色と青、もしくは黄色と緑です。遠くからでも見つけやすい派手な色をしています。基本的には2階建てバスです。
ダブリンバスの乗り方
バス停の見つけ方
バス停には、ダブリンバスのロゴであるハチのようなマーク(実際はハチではなく文字らしい)の看板、もしくはバスの絵が描かれた黄色い看板が立っています。
またバス停によっては、雨避けとベンチがある場合も。雨が多いダブリンでは助かります。
電光掲示板
主流のバス停には、電光掲示板が設置されていることがあります。何分後にどのバスが来るのか、一目でわかりとっても便利です。多少のズレはありますが、電光掲示板に書かれた時刻の数分前後にバスがちゃんと来ます。一番左に「バスの番号」、次に「〇〇行き」、そして一番右には「何分後に来るか」が表示されます。
バスの路線番号
自分がどのバスに乗ったらいいのか調べるには、Google Mapsが一番便利だと思います。目的地への行き方を調べると、このようにバスの番号を表示してくれます。どのバス停で降りればいいのかも一目瞭然です。
バス停に着いたら、自分が乗りたいバスがこの場所に来るのかどうか、看板や電光掲示板などでバス番号を確認しておくと安心です。
乗りたいバスが来たら
乗りたいバスがバス停に近づいて来たら、片手をあげて運転手に「乗ります」アピールをしなければなりません。というのも、同じバス停に様々な行き先のバスが来るので、運転手は乗りたい人がいる場合のみ停車してくれるからです。
真上に上げるのではなく、真横に腕を伸ばす感じです。ダブリンバスの公式Instagramアカウントが完璧な写真を投稿してくれていました。バスが近づいてくると、みんなこのようにアピールしています。
乗車した後の流れ
乗車するとき
乗りたいバスが来たら、バスの前方のドアから乗車します。私はいつもここで、運転手に「Hi(ハイ)」など声をかけています。もちろん声をかけなくても問題ありませんが、挨拶をしている人が多い印象です。
運賃を支払う方法
市内バスの運賃は、日本でいうSuicaのようなLeapカード、もしくは現金で支払えます。Leapカードを使えば、現金より安い運賃で乗車できるのでオススメです。Lepaカードには旅行客用もあります。現金で支払う場合、お札は利用できず小銭のみ。そしてお釣りが出ないので要注意です。
運賃はゾーンによって定められています。ゾーンは短距離のShort Fare、中距離〜長期距離のLong Fare、そして高速バス用のXpressoに分けられています。2024年6月現在、大人で片道の運賃を支払う場合は以下の通りです。
ダブリンバスは先払い制です。前方のドアから乗車したら、カードリーダーと現金入れがあるのでそこで支払います。バスを利用する多くの人は、Long Fareの運賃が適用された区間を乗車すると思います。この場合は簡単で、Leapカードで支払うなら、運転席の左前にあるカードリーダー、もしくは入ってすぐ右の柱に括りつけられたカードリーダーをカードで数秒タップするだけです。カードが正常に読み込まれると、ピッと音がします。それを聞いてからカードをカードリーダーから離します。現金の場合は、小銭を現金入れに投入します。目的地を運転手に告げる必要はありません。
もし目的地がすぐ近くでShort Fareに値する場合は、運転手に行き先を告げ、それから運賃を支払います。
こちらの写真は、私の家族がカードをタップする瞬間です。見えづらいですが、家族が手を伸ばしている辺りにカードリーダーと現金入れがあります。
座席につく
運賃を支払ったら、目的地まで好きな席に座って待つだけです。2階への階段は結構急なので、走っているときに上り下りするのは注意が必要です。
日本では乗る機会がほとんどない2階建てバス。その2階からの景色はこんな感じです。
降りるとき
次のバス停の名前は電光掲示板で常に表示されていて、アナウンスも入ります。目的地の1つ前のバス停を過ぎ、次が目的地のバス停となった時点で、STOPボタンを押します。目的地に着いたら、バスの運転手がドアを開けてくれるのを待ちます。
降りる時は後ろのドアから降りるのが通常マナーですが、混雑時は前のドアから出ることもできます。降車する際「Thank you (サンキュー)」と運転手に向けて一言かける人が多いです。私も言うようにしています。
まとめ
実は数年前、渡航前にバスの乗り方を調べた際、バス車内に電光掲示板はないし、行き先を運転手に伝えないと停車してくれないという情報を得てビクビクしていました。しかし現在はバスも進化し、とても便利になっています!Leapカードさえ持っていれば、運転手と会話する必要もありません。私と同じようにバスに乗るのがあんまり得意じゃない人も、ご安心ください!
読んでくれた方の少しでも参考になれたなら幸いです。是非バスを屈指して、ダブリンを満喫してください〜♪