ワーキングホリデー(または長期留学)でアイルランドに来た人にとっての、最初の壁。それは外国人登録(旧/GNIB 新/IPR)の手続きではないでしょうか。
私自身2022年6月〜7月にかけて手続きをして、ちょっとしたトラブルに遭いました。そこで今回は、アイルランドにおける外国人登録の方法や、私なりのトラブル対処法をご紹介します!
外国人登録はなぜ必要?
日本で一生懸命に必要書類をかき集め、やっともらえたワーキングホリデー・ビザの許可証。「やった〜!これで最大1年間アイルランドに滞在できる」と喜んで無事に入国できたとしても、あることをしなければ不可能に終わります。それが、IPR登録(旧GNIB登録)と呼ばれる外国人登録の手続きです。
許可証をもらえた身であっても、アイルランド国内に滞在が許可されている期間は90日間のみ。それ以上の滞在をしたいのなら、現地にて追加でビザの申請(更新)をしなければならないんです。いろいろな理由があるんでしょうけど、なんて面倒な制度なんだ…。
予約の取り方
電話予約が必須
ダブリンに住んでいる場合、外国人登録のためのアポイントメントを、まずは電話で予約しなければなりません。
以前はオンラインで予約ができたそうですが、2022年5月に更新されている入国管理局のホームページによると、2022年7月現在は電話でのみ対応。
英語が堪能なら問題がありませんが、これから勉強しようと思っている人や、リスニングやスピーキングに自信のない人(私もその一人)にとって電話のハードルの高さと言ったら…。
ダブリン以外に住んでいる場合は、居住地の最寄りの登録事務所で申請をする必要があります。詳細は入国管理局のホームページをご確認ください。
電話のかけ方
電話予約を受け付けているのは、平日の午前9時〜午後5時まで。
ホームページに記載されたフリーダイヤルに電話をかけると、まずは自動音声が流れます。
最初にツラツラと入国管理局である旨が伝えられ、続いて「新規の予約は1を」「予約のリスケジュールは2を」「予約のキャンセルは3を」と流れます。新規で予約する場合は、1をプッシュして待っていると担当者に変わります。
そして以下の情報を、1つずつ訊ねられます。
当たり前ですが担当の人も相手が外国人だとわかっているので、聞き取れない場合は何度も聞き返して大丈夫です。Could you speak more slowly?とか言えば、ゆっくり話してくれます。
またメールアドレスやパスポートナンバーを伝えるときは、必ずあちらからスペルを確認で繰り返してくれます。急がなくて大丈夫なので、ゆっくりハッキリ伝えるようにすると良いかも。おかしいなと思ったら、確認でこちらから「MusicのMだよね!?」てな感じで聞き返すのもアリです。
といのも、私はここで1つミスを犯しているからです…!
トラブル発生
確認メールが届かない
無事に自分の情報を担当者に伝えると、最後に「あなたの予約日は○月○日で、確認のメールがすぐに届きます」と言われました。予約の日時があやふやでしたが、メールで確認できるからいっかとこの時は思っていましたが…。
安心したのも束の間。24時間経っても、そのメールが送られてきません!
サポートへ連絡
「すぐに(soon)」と言っていたし、これはアドレスを伝え間違ってしまったのかもしれない。そう思った私は、すぐにホームページに記載されていたサポートにメールをしました。
するとすぐに自動返信が。内容はこんな感じでした。
15日以内!?もし予約が取り消しだった場合、90日間のリミットがギリギリになってしまう…。
そう焦った私は、意を決して電話で問合せをしてみることにしました。予約を入れた同じ番号で、2番を押してリスケジュールの担当者に繋いでもらいましたが、サポートにメール(すでにしていました)して返信を待って欲しいとのこと。
しかし正直ところどころなんて言っているのかわからない箇所があり、聞き取れた内容に自信がありませんでした。そこで今度は、アイルランドの日本大使館に連絡をしてみることに。
日本大使館に連絡
メールで問い合わせると、電話で相談を受けてくれるとのことで連絡させてもらいました。
職員さんによると、外国人登録におけるメールアドレスの間違いというケースは多発しているようで、メールが来なくても予約が取り消しになった例はないとのこと。なのでサポートからの返信をもう少し待ってみるという結論に至りました。
予約は取り消されていない可能性が高いとわかり、一安心。
学校の先生に相談
しかしメールの返信は待てど暮せど来ず、結局18営業日を過ぎても返信は来ませんでした。
そこで最後の頼みの綱だと思い、語学学校の担任に相談してみることに。すると先生がめちゃくちゃ優しい人で、私に代わって電話をしてくれることになったんです…!
先生は同じ電話番号にかけ、私に返信のメールが来ないことや、90日間のリミットが控えているので不安がっていることなどを伝えてくれました。すると担当者が直接対応してくれることになったのか、サポート宛てに担当者の名前入りで連絡をするように言われたとのこと。
そして以前連絡したのと同じメールアドレスに
という件名で連絡をしました。
すると以前と同じく自動返信が来たのですが、その数時間後に、なんと回答が来たんです!
次のページで、どんなメールが返ってきたのか、予約はどうなっていたのか詳細を記載しています。