映画『スター・ウォーズ』のワンシーンでモデルにされたと言われている、アイルランドの「トリニティ・カレッジ図書館」をご紹介します。実際に足を運びましたが、本当に美しくて、図書館好きには是非一度訪れてほしい場所なんです!
トリニティ・カレッジとは
その図書館があるのは、アイルランドの首都ダブリンにある国立大学「トリニティ・カレッジ・ダブリン」の校舎内。アイルランド最古の大学で、一般人が自由に出入りできることから観光地としても人気な場所です。
私はもちろんここの学生ではありませんが、普通に門から入ることができました。
敷地内に入ると、まるでタイムトラベルしたかのような厳かな建物に囲まれます。小さな1つの町の中に紛れ込んだような気分です。
トリニティ・カレッジ図書館には、世界で最も美しい本と呼び声の高い「ケルズの書」が保管されています。案内板には「Book of Kells」の文字が。下の写真の左側の建物に、図書館の名所である旧図書館への入り口があります。列が出来ているので、すぐに見つけられました。
列の先に、チケットを買う場所があります。2021年10月現在は、大人€18(日本円で約2300円)。チケットを購入したら、そのまま入ることができます。
旧図書館のロングルーム
旧図書館の名所である「ロングルーム」に入った瞬間、その圧倒的な雰囲気に思わず息を呑んでしまいました。
歴史を感じる本棚に、古い本がズラーっと並んでいます。美しすぎて、ため息が出ちゃっていました。この旧図書館が建てられたのは、1732年。今から289年も前のことなんだとか。
天井は丸く、本棚は2階建て。この場所こそが、映画『スター・ウォーズ』に登場する「ジェダイ・アーカイブ」のモデルになったとファンの間で囁かれているんです(制作側は、権利の問題で否定しているのだとか)。映画を観た人ならわかると思いますが、正直そっくりそのままです(笑)。
建物のデザインが好きな人なら、細部までずっと見て楽しむことができるはず。本当に映画の中に紛れ込んだような気分になります。
はしごも良い味出しています。
2階には、ガラス張りの本棚もありました。特に大事な書物はここに保管されているのでしょうか。
本を見守るように、胸像が並んでいるのも印象的です。
またこのロングルームには、現存する最古のアイリッシュハープである通称「ブライアン・ボルのハープ」が展示されていました。ちなみにアイルランドの国章には、ハープが描かれています。
このロングルームを抜けると「ケルズの書」の保管場所を見学できます。写真撮影はNGでしたが、色とりどりなケルト文様の装飾が施されていました。
お土産
図書館を抜けると、上手いこと大学のグッズ売り場に誘導されます(笑)。ただお土産を買うのが大好きな私は、テンション爆上がり。大学のトレーナーや、ケルズの書を模したメモ帳をゲットしました。
アクセス
ダブリン大学トリニティ・カレッジは、首都ダブリンのCollege Green(カレッジ・グリーン)に位置しています。大学のホームページによると、ダブリン市内からのアクセス方法は以下の通り。
路面電車Luas:Trinity駅 正門のすぐ隣
図書館好きや古い物好きな人は、是非足を訪れてこの空気感を味わってみてください!