アイルランドの首都ダブリンで生活をするなら、持っていると便利な自転車。しかし買うとなるとなかなか高いうえに、ずっとこの国で暮らすわけじゃないなら、帰国時に持ち帰るのも大変ですよね。現在ダブリンで生活している私も、なるべく安く手に入れ、かつ処分に困らない方法を探していました。そこで今回は、私がダブリンで中古の自転車を買った店、そしてその自転車の返却システムなどをご紹介します！
1. ダブリンの自転車事情
まずダブリンの自転車事情から。
実際に見ている感じ、自転車大国とまではいきませんが、乗って移動している人は沢山います。ヘルメットと、イエローの目立つベストを着用している人が多いです。シェアサイクルを利用している人もたくさんいます。
歩道ではなく、車と一緒に道路を走行するのが基本ルールです。多くの道路には自転車専用レーンがあり、そこなら堂々と走ることができます。ただし、道によってはないところも。また駐停車している車がたくさんあるので、道の端っこばかりを走っているわけにもいきません。車が真横をビュンビュン通っていくので、慣れるまでちょっぴり怖いです…！
ちょっとしたポイントなんですが、信号が赤になって停まっているときは、自転車に乗っている人はみんな車の前に出ていき最前列で待ちます。車の死角に入ってしまって起きる、接触事故などを防ぐためかな〜と。最初はそのことを知らずに、少し戸惑いました(笑)。
2. 返却時に最大50%で買い取ってくれる店
まず始めに、私が住んでいるのは、川を挟んで南側のサウスと呼ばれる地域です。なので今回ご紹介する自転車屋さんは、ノウスに住んでいる人にはちょっぴり遠いかもしれませんのであしからず…！
私が中古の自転車を探していると話したら、現在お世話になっているお家の大家さんが教えてくれた自転車屋さん。それがこちらのBelfield Bike Shopです。
Belfield Bike Shop
ここの良いポイントは、新品・中古問わずここで購入した自転車は、乗らなくなったとき購入価格の最大50%で買い取ってくれるというところ！レシートを保管しておき提示すれば、状態によって価格は変われど買い取ってくれるんだそう。実際にまだ売っていないので、どのくらいになるかはわかりませんが…。（返却したらこの記事に追記する予定です）
店内
外に並んでいるのが中古の自転車です。価格は様々ですが、私が見たときは最安値€140〜置いてありました。
私が購入したのはこちらの自転車で、価格は€190でした。その場で試乗させてもらえて、優しい店員さんが椅子の高さも調節してくれました。カギも中古のものを売ってくれ、そちらは€5で購入。
購入した中古の自転車
決め手は、タイヤの泥除け（フェンダー）が前後どちらにもついてるところ！ダブリンはしょっちゅう雨が降るので、服を汚したくない私にとっては最重要項目でした。ギアとベルがついていますが、乗り心地はまずまずといったところ。あんまり早く走れませんが、中古なのでま〜いっかって感じでした。
お店はUniversity College Dublin、通称UCDの目の前にあります。私は1年近く乗るかもしれなかったので中古を購入しましたが、レンタルも可能だそう。3日間、1週間、1ヶ月と期間によって価格が変わります。
Belfield Bike Shopの詳しい情報は、コチラのホームページから。
3. カギはゼッタイ必要！
比較的治安が良いと言われているアイルランドですが、自転車の盗難は多発しているようで。絶対にカギをかけるのはもちろん、前輪と後輪どちらもロックしないとタイヤだけ盗まれてしまうことがあるそうです。
そこでこの国では、ガードパイプに前後のタイヤをロックして駐輪する人が大半。街中ならどの道にも、大概こういった銀色のガードパイプがあるので、そこに停めます。
ガードパイプ
日本では放置自転車として持ってかれてしまうこともありますが、こっちではこれが普通です。このガードパイプが取り合いで、1つのガードパイプに2台の自転車を停めることもよくあります。
私はケチって中古の鍵を2つそれぞれつけていますが、自転車屋さん曰く、人気なのはKRYPTONITE(クリプトナイト)というこちらのロックです。
大きさや種類はいくつかありますが、簡単に前後どちらの車輪もロックできる優れもの。お高いのですが、良い自転車を買った人は、検討してみても良いかもしれません！
ロックの仕方の動画を公式がYouTubeに投稿していたので、貼っておきます。
次ページでは、オススメのライトの購入場所や、その他の中古自転車の入手方法を紹介しています。
