2020年2月14日。私はアイルランド・ワーキングホリデー・プログラムの申請許可を受けました。しかしご存知の通り、その翌月から一斉に世界中でコロナのパンデミックが。
それから2年経ち、私は現在30歳にして(今年31歳)晴れてアイルランドにてワーキングホリデー生活をスタートさせています!許可が降りるまでの過程など事細かく状況を記しておきますので、また同じようなことが起きた場合など参考にして頂けたら嬉しいです。
コロナ禍で2年延期なったアイルランドのワーキングホリデー。延期の経緯から再開までにやるべきことなどをご紹介。
延期が決定した経緯
2月14日に許可申請のメールを受けた後すぐに、飛行機のチケットを取り、5月20日までに提出しなければならない必要書類の準備を進めていた矢先。3月頃から世界中で渡航制限が相次ぐなか、4月27日にアイルランド・ワーキングホリデー・プログラム申請センターからこのような内容の連絡が来ました。※メールの内容はそのまま転載ではなく、内容をかいつまんでいます。
・受付再開まで、提出を保留
・許可証の発行日から12ヶ月以内に入国可能
「やっぱりか」という感想でしたが、5月20日までに必要書類を提出できなくても大丈夫ということなのか少し不安に思いました。さらに私は当時29歳。多くの国でワーキングホリデーには30歳という制限が設けられていて、アイルランドも例外ではありません。つまりこの時点で、滞在中に30歳を超えてしまう可能性もあったんです。焦って、アイルランド大使館に直接メールにて問い合わせをしてみました。
すると助かることに、すぐに返事を頂けました。
・9月以降でも、許可証の発行から12ヶ月以内なら入国可能
・申請時に30歳以下なら問題ナシ
つまり滞在中に31歳になってしまっても、問題ないということです。とりあえず心配事はクリアしました。
加えてアイルランド大使館のホームページには、事細かなQ&Aが掲載されました。プログラムが再開する場合は、ホームページが更新されるとのこと。
航空券のキャンセル
幸いゆっくり準備をしていたおかげで、保険などにはまだ加入しておらず、キャンセルする必要があったのは航空券だけでした。私が予約していたのは、QATAR航空の往復券です。なんだかんだ一番安かったので、公式サイトで予約していました。
世界的なパンデミックということで、無償でキャンセルさせてもらえたのは本当に助かりました。他はどうかわかりませんが、公式で予約しておいて良かったな〜と。チケット代に10%上乗せした金額のバウチャー(クーポン券のようなもの)と交換もできたのですが、その時点でまた利用するかわからなかったのでキャンセルにしました。
待機中の過ごし方
しかしここからが長かった…。待てど暮らせど、一向にホームページは更新されません。
大使館の情報を信じて、私はとにかく待ち続けるしかありません。
どうやらすぐには再開できないだろうということは、日本国内の様子を見ていてもわかりました。
ラッキーなことに当時の私は会社勤めを辞めて、フリーランスとしてテレワークの仕事を貰えていたので「資金が想定より多く貯められる」と少しだけ前向きに捉えることができました。同時に英語の勉強も、少しだけ進められました。もう下準備として時間を使うしかないと、開き直っていたんです。
余談ですが準備段階でオススメなのが、不用品をメルカリなどフリマアプリで売っちゃうことです。ワーホリに持っていく物以外全部売ってやろうくらいの気持ちで、服やゲームなど売りまくったら結構良い小遣い稼ぎになりました!
当時は1年ぐらい経てば世界は落ち着くだろうなんて甘い考えを持っていましたが、全然そんなことありませんでしたね。そしてそれは突然訪れました。ちょうど2年が経過した2月14日に、メールが届いたんです!
念願の再開
2022年2月14日。アイルランド・ワーキングホリデー・プログラムから、2020年度のワーホリに関する書類受付を再開するとの旨がメールで来ました。同時に2022年のワーホリ申請受付も再開されましたが、とりあえず2020年渡航予定者の再発行手続きを優先してくれるとのことです。
やっと行ける!と、そのときは天にも昇る気持ちでした。そのあと世界情勢が凄まじいことになり、違う不安が募るのですが…。
急いで書類を準備し、6月頭に出発できるように行動を再開。また別の記事で紹介しますが、滞在施設を探すのは早めにやったほうが良いです。めっちゃ大変でした。
大使館の方から頂いたガイドブックが、現地で生活する上でかなり重要な情報がもりだくさん。無料のセミナーでゲットしました。
パスポートは有効期限がちょうど切れてしまうところだったので、更新しました。素敵な柄になっていてビックリ。日本らしくて良いですね〜!
次ページでは、アイルランドの入国制限の緩和についてなど、実際にダブリンに到着するまでの経緯を紹介しています。